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健康な生活への
必須ガイド

急な痛みへの対応と東洋医学という選択肢― 痛みの原因を見極め、長引く痛みも見据えた治療を考える

はじめに:痛みの治療に、ひとつだけの正解はない 痛みが生じたとき、まず大切なのは、痛みの原因を見極め、必要な治療を受けることです。けがや筋肉・関節の痛み、内臓の病気など、原因によって適切な対応は異なります。 痛みの治療には、薬物療法、運動療法、注射などの医療的な処置に加え、漢方薬や鍼灸といった選択肢もあります。ただし、それぞれの治療で期待できる効果や科学的根拠、安全性は異なります。 診療ガイドラインは、現時点で得られている科学的根拠などを総合し、望ましい診療の方向性を示す重要な資料です。一方で、すべての患者や状況に当てはまる絶対的な正解ではありません。研究で明らかになっていること、まだ十分にわかっていないこと、実際の診療で得られる経験を区別しながら、患者一人ひとりに合った治療を考えることが大切です。 本シリーズでは、急性痛への対応を出発点として、痛みが長引いた場合に治療の考え方がどのように変わるのかを解説します。今回は、急な痛みへの初期対応と、漢方薬や鍼灸を含む治療の選択肢について考えます。 1.急な痛みが起きたとき、まず大切なこと...

長引く痛みには、東洋医学という選択肢― 急性の痛みとは、体を守るための「警報」のしくみ

はじめに 痛みは、体に異常が起きたときや、体のどこかが傷ついたときに、それを知らせてくれる大切な感覚です。 国際疼痛学会では、痛みを「体が傷ついた、あるいは傷つく可能性があるときに感じる、いやな感覚とつらい気持ちの体験」と定めています1)。 痛みの強さは、けがや病気で体がどれくらい傷ついているかだけでは決まりません。これまでにどのような痛みを経験してきたか、不安やストレスの有無、生活環境なども関係するため、同じ傷でも感じ方は人それぞれです。 ですから痛みを理解するときは、本人が「どれくらい痛い」と言っているかを大切にします。あわせて、言葉だけでなく、表情や動きから伝わる痛みにも注意を向けることが大切です。 痛みは、続いている期間によって「急性痛」と「慢性痛」に分けられます2)。 今回は急性痛について、ご説明します。 急性痛とは 急性痛は、けが、手術、炎症などによって突然起こる痛みです。原因となった病気やけがが治るにつれて、痛みも軽くなっていくのが一般的です。 ただし、次のような場合は慢性痛に移行する可能性があるため、注意が必要です3)。 •

能登半島地震被災に思う―機動性・機能性の高い中型病院船を願う―

令和6年能登半島地震で1月29日現在死者236人、負傷者1287人と報告されています。犠牲となられた方々にお悔やみ申し上げるとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。また、被災地では現在も道路が寸断されている箇所が多く、道路渋滞で物流や人の流れも制限されている...

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